計画錯誤

 


皆さんは、
計画錯誤、という
言葉を
ご存じですか。

人は、
過去に計画通りに進まず
失敗した経験が
繰り返しあっても、

新たな計画を立てる時は
楽観的な
予測をする傾向があります。

これを、計画錯誤といいます。

錯誤とは、
間違っていることに
気付かないことです。

これは、
時間に限ったことでは、ありません。
予算・リスク・利益
などでも、同じように起こります。

計画錯誤の例として、

シドニーのオペラハウスの建築計画で、
完成までに、
計画の10年遅れ、
予算の7億円に対し、
実際は、102億円かかったと
いう事実があります。

日本でも、
オリンピックの予算が、
結果、大幅に膨れ上がったのは、
記憶に新しいところではないでしょうか。

リニアモーターカーにしては、
当初の、計画どころの話でなく、
今は、あまり誰も
期待しなくなっているのではないでしょうか。

以前に、夏休みの宿題の話をしましたが、
人は、期限ギリギリにならないとできない。
パーキンソンの法則の話をしましたが、

このパーキンソンも法則と、
計画錯誤が合わさって、
ほとんどの学生たちが、
夏休みの最後に
あたふたします。

これは、
人は、計画を立てるときに、
不測の事態を計算に入れないことも
原因とされています。

日々の、生活の中で、
さまざまな、
イレギュラーが発生します。

また、ほかのことに気を取られ、
本来やるべきことが出来ないこともあります。

何かをやろうと思っていても、
 YouTubeを見てしまい
ついつい、時間が過ぎ去ってしまう。
そんな、経験があるのではないでしょうか。

何かを計画するときは、
この計画錯誤が
あることを頭に入れて、
計画を立てないと、

何度も、繰り返して、
計画通りにいかない結果となります。

細かい計画をたてる前に、
まず、行動することが
大切だ。
という話を
よく、させて頂いてますが。

計画を達成するために、
不測の事態を計算に入れた、
余裕をもった
計画を立てることは
非常に重要なことであるといえます。







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